陽炎ノ辻 居眠り磐音江戸双紙
こんにちは! りょうです!
千葉県の病院で理学療法士として働いています。
こちらでは、本や映画など僕の触れたものを紹介したり感想を綴っていこうかと思います。
本日読んだ本はこちらです。
どん
久しぶりに読みました。時代小説。
今から10年近く前、中学生高校生くらいの頃には時代小説が好きで藤沢周平や山本周五郎をよく読んでいたのですが近頃はあまり読んでいなかったのでなんだか懐かしい気分にもなりながら一気に読みました。
この本を読むきっかけとなったのは患者が貸してくれたからです。
なにせ時代小説が久しぶりだったもので読み始めるのに少し時間がかかってしまったのですが読み始めたらすぐに引き込まれて一気に読めました。
Iさんありがとう!そして長らくお借りして申し訳ありませんでした…!
設定としてはなんやかんやあって脱藩した主人公の坂崎磐音(さかざきいわね)(変な名前…)が江戸で浪人暮らしをしているうちに事件に巻き込まれていくという、よくある設定です。
ただこの主人公の磐音がまあ現代的なおっとりタイプの男子なんですよね。
まーー何があっても動じない。ニコニコとしていてのほほんとした態度を崩さない。
正直憧れます。
そこそこ重たい過去を引きずって脱藩してるんですけどね…
ちなみにご飯を食べている時はご飯に夢中で返事をしなくなります。可愛いなおい。
剣術はめちゃくちゃ強いです。お約束です。無敵です。
ただいつも思うんですけど匕首(所謂ドス。チンピラ武器は大体これ)の相手に日本刀って剣術云々の前にズルいんじゃないですかね?
大体勝つでしょ。
物語の軸となる事件も実際に田沼意次が行った貨幣政策から発展するもので、着地するのかな…と不安だったのですがしっかりと筋が通っていたものでした。
ただ藤沢周平に慣れ親しんだ僕としてはもう少し焼き魚やら大根の煮物やら食欲をそそる表現があると嬉しかったです。
食いしん坊キャラなんだしさ…
ちなみにこれを借りたときちょうど北陸新幹線が開通して間もなくの時期だったので、百貫俊夫の“兼六園の四季”という絵がブックカバーになっていました。
これは夏
春夏秋冬の四部作らしいので是非見かけたらチェックしてみてください。
それでは、また素敵なものがあったら紹介させて頂きたいと思います。
それでは!